プレスリリースの外注費用は、原稿だけを頼むのか、企画から配信まで頼むのかで桁が変わります。各社の公開資料では、原稿作成が5万〜30万円、作成と配信をまとめた代行が10万〜50万円程度、大手PR会社は100万円以上とされています。費用を比べる前に、社内に残す作業と外注する作業を決めることが先決です。
プレスリリース作成の外注費用の相場は?
公開資料から、依頼先のタイプ別に目安を整理しました。出典ごとに公開時期と前提が異なるため、あくまで比較の入口として使ってください。
| 依頼先のタイプ | 費用の目安 | 出典 |
|---|---|---|
| クラウドソーシング | 約1万〜15万円 | PR戦略室 |
| フリーランス | 3万円〜 | シェイプウィン |
| 配信代行サービス | 5万円前後 | シェイプウィン |
| プレスリリース代行会社 | 約3万円〜 | PR戦略室 |
| PR代行会社 | 約15万〜50万円 | PR戦略室 |
| 大手PR会社 | 100万円以上 | シェイプウィン |
内訳では、シェイプウィンの資料が作成費用を5万〜30万円、配信費用を1回1万〜10万円程度、作成と配信をあわせた代行を10万〜50万円程度としています(出典:シェイプウィン、2024年12月公開・2026年8月更新)。PR戦略室の資料では、配信サービスの例として原稿作成5万円、配信3万円〜、効果測定5千円〜(いずれも税抜)が挙げられています(出典:PR戦略室、2024年7月公開・同年8月更新)。
料金が1本あたりか月額かは資料によって異なります。見積では、単位を必ず確認してください。
外注する前に何を決めておくべき?
最初に決めるのは、作業ごとに「社内に残すか、外注するか」です。次の切り分けを出発点にすると、見積の比較がしやすくなります。
| 作業 | 社内に残す | 外注しやすい |
|---|---|---|
| ニュースの棚卸し・事実確認 | ◎ | △ |
| 切り口の企画 | ○ | ◎ |
| 原稿の作成 | △ | ◎ |
| 配信の設定・実施 | △ | ◎ |
| 内容の最終承認 | ◎ | ― |
| 記者への個別の働きかけ | △ | ○(別枠になりやすい) |
事実確認と最終承認は、責任の所在を明確にするため、社内に残すのが基本です。原稿の書き方そのものはプレスリリースの書き方で確認できます。
見積を取るときに確認する項目は?
金額だけで比べると、含まれる作業の違いを見落とします。次の項目を、見積の段階で書面にしてもらってください。
| 確認項目 | 見るポイント |
|---|---|
| 制作本数 | 月何本、または何本までか |
| 修正・確認の回数 | 何回まで含まれ、超えた場合はいくらか |
| 配信サービスの利用料 | 費用に含まれるのか、別途実費か |
| 記者への個別アプローチ | 含まれるのか、別料金か |
| 契約期間・解約条件 | 最低期間と、見直しの方法 |
| 成果物の扱い | 原稿や資料が手元に残るか |
| 掲載の扱い | 掲載を約束する提案なら、その根拠 |
配信サービスの選び方はプレスリリース配信サービスの選び方も参考になります。
見積が安い・高いと感じたときは何を確認する?
金額の差は、品質の差ではなく「含まれる作業の差」であることが多くあります。次の点を確認すると、納得して比べられます。
| 見積の状況 | 確認すること |
|---|---|
| 他社より安い | 配信料や修正が別料金ではないか。企画や事実確認の支援が含まれているか |
| 他社より高い | 企画・配信・記者対応のどこまで含むか。原稿以外に残る成果物があるか |
| 月額が低く見える | 制作本数の上限と、契約期間・最低期間 |
| 1本あたりが低く見える | 修正回数の上限と、配信料の扱い |
安さだけで決めると、追加費用で結果的に高くなることがあります。逆に高い見積でも、企画や配信、資料の整備まで含まれていれば、社内の工数を減らせる場合があります。同じ条件を伝えて見積を取り、含まれる作業をそろえてから金額を比べてください。
単発で頼むのと、月額で頼むのはどちらがよい?
出す頻度と、社内の体制で決まります。
| 比較 | 単発(スポット) | 月額・継続 |
|---|---|---|
| 向くケース | 発表したいニュースが年に数回、特定の1本だけ | 継続して発信したい、担当者が不在または兼任 |
| 費用の考え方 | 1本ごとの費用 | 月額に作成・配信が含まれる形がある |
| 社内に残るもの | 完成した原稿のみ | 契約内容しだいで、型や資料も残る |
継続的に発信するなら、外注を続けるか、段階的に内製へ移すかも決めておきます。移行の考え方は広報の内製化とはで整理しています。
クレステップの広報伴走支援の公開条件は?
比較の材料として、クレステップの広報伴走支援の条件を示します。最新の内容は広報伴走支援のページでご確認ください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | 月額15万円〜(税別) |
| 契約期間 | 6か月〜 |
| 基本の支援 | 月1回のMTGでの情報整理、プレスリリースの企画・作成・配信代行 |
| 制作本数 | 月1〜3本(本数と対応範囲は契約前に取り決め) |
| 配信サービスの利用料 | 別途実費 |
| 記者への個別アプローチ | 別途対応・別途見積 |
| 残るもの | 制作原稿と、内製に使えるベース資料 |
| 掲載 | 媒体の編集判断によります |
外注の範囲と費用を決めた後、社内で承認を得るための項目は、広報の外注を社内で通すには?稟議・経営層への説明で押さえる項目で整理しています。

