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調査リリースの見出しの付け方|主語と数字で伝わるタイトルの型

調査リリースの見出しの付け方|主語と数字で伝わるタイトルの型

調査リリースの見出しは、「誰に聞いたか(主語)」「何が分かったか(発見)」「どれだけか(数字)」の3つを30字前後で示し、調査名や対象者、回答数はサブタイトルに分けると伝わりやすくなります。結果の中から主役にする発見を1つ選び、型にあてはめて書き、最後に数字と対象が結果と合っているかを確認する手順で作れます。見出しの型、よくあるNGの直し方、決めるまでの手順をまとめます。

目次

調査リリースの見出しには、何を入れる?

見出しは、記者が受信したリリースを開くかどうかを決める最初の手がかりです。共同通信PRワイヤーのコラムは、プレスリリースのタイトルの長さを30字前後、多くても50字以内とし、収まらないときはサブタイトルを使うことを案内しています(共同通信PRワイヤー「読まれるプレスリリースのタイトルとは?記者アンケートから分かるコツ」)。同じ記事では、記者アンケートの回答として、受信したリリースの大半はタイトルだけを確認し、読まずに消去するというコメントが紹介されています。限られた字数に、次の3要素を入れます。

要素 入れる内容 記入の型
主語(誰に聞いたか) 調査の対象者。年代、職業、地域など 〔対象者〕の〔割合〕が
発見(何が分かったか) 結果の中心。記者が記事にしたい事実 〔行動・意識〕と回答
数字(どれだけか) 割合、件数、比較の差 〔数字〕%、前年比〔差〕ポイント

3要素のうち、どれか1つでも欠けると、記者が内容を判断できません。たとえば主語がないと、「誰の」割合か分からず、記事の見出しとして使えなくなります。

見出しの型は、どう使い分ける?

結果の特徴に合わせて、型を選びます。〔 〕は自社の内容に置き換えてください。

型 見出しの形 向く結果
数字型 〔対象者〕の〔数字〕%が〔発見〕 割合が大きい、または小さい意外な値が出た
比較型 〔A〕は〔数字〕%、〔B〕は〔数字〕%|〔軸〕で差 世代、地域、立場などで差が出た
変化型 〔前回の数字〕%から〔今回の数字〕%へ|〔項目〕が〔増加・減少〕 過去の調査と同じ条件で比べられる
ギャップ型 〔思っていること〕と〔実際の行動〕に〔数字〕ポイントの差 意識と行動が食い違っている
疑問型 〔テーマ〕は〔誰に〕広がっているのか? 結果が複数あり、傾向を問いかけたい

変化型は、前回の調査と対象者や方法がそろっているときだけ使えます。条件が違う調査を並べて「増えた」と書くことは避けます。

見出しとサブタイトルは、どう分担する?

字数が収まらないときは、見出しとサブタイトルで役割を分けます。

位置 役割 字数の目安 記入の型
見出し 発見と中心の数字を示す 30字前後、多くても50字以内 〔対象者〕の〔数字〕%が〔発見〕
サブタイトル 調査の名称、対象者、実施主体を示す 見出しと同程度に簡潔に 〔社名〕調べ|〔対象者〕〔人数〕人に聞く〔調査名〕

調査名、対象者、期間、有効回答数などの詳細は、本文の末尾か別枠の調査概要にまとめます。書く項目は調査リリースの公開前チェックリスト|調査概要・n数・出典の確認項目で整理しています。

書き換えで、よくあるNGはどう直す?

見出しの作成で起きやすい問題と、直し方です。

よくあるNG 起きる問題 直し方
「7割が賛成」と書き、対象が分からない 誰の7割か判断できない 主語に調査対象を入れる(〔対象者〕の〔数字〕%が)
調査対象より広い主語にする 言い切りが調査の範囲を超える 主語を調査対象に限定する(〔会員〕〔20代〕など)
数字を複数詰め込む 焦点がぼやけ、字数が超える 中心の数字を1つ選び、残りは本文に回す
「約半数」「大多数」と書く 実際の割合とずれる 実際の数字を書く。四捨五入した値と本文の数字をそろえる
「驚きの」「衝撃の」と書く 事実ではなく自己評価になる 数字と事実で示す
実施主体や時期が分からない 出典として使いにくい サブタイトルに〔社名〕調べ、〔年月〕調査を入れる
「No.1」「最も支持」と書く 調査の範囲で言えるかの確認が必要 比較対象と対象者の条件を確認する

「No.1」などの言い切りが調査結果の範囲に収まるかの確認は、調査リリースの公開前チェックリストで、消費者庁の報告書にもとづいて整理しています。

見出しは、どんな手順で決める?

結果が出てから見出しを決めるまでの手順です。

手順 やること できあがるもの
1. 主役を選ぶ 集計結果の中から、記者が記事にしたい発見を1つ選ぶ 主役の発見と、その数字
2. 主語を確認する 数字が「誰の」割合かを、調査概要と照らして確認する 調査対象に合った主語
3. 型にあてはめる 数字型、比較型などから、結果に合う型で書く 見出しの案を2〜3本
4. 字数と数字を確認する 30字前後に収まるか。本文、表、グラフの数字と一致しているか 確定した見出しとサブタイトル

主役の選び方は、調査テーマの選び方とは?メディアに取り上げられる「ネタ」の見つけ方と記者が引用したくなる「ファクト」の作り方とはも参考になります。リリース全体の作り方は調査リリースの作り方完全ガイド:企画から公開まで、見出し以外の書き方の基本はプレスリリースの書き方とは?記者に読まれる構成とNG例で解説しています。

見出しの最終チェック(コピー用)

  • 見出しに、主語(調査対象)、発見、数字が入っている
  • 主語が、調査対象より広くなっていない
  • 数字が、本文、表、グラフと一致している
  • 比較や増減は、条件がそろった調査どうしで書いている
  • 中心の数字は1つに絞っている
  • 「約半数」などの曖昧な表現を、実際の数字に直している
  • 自己評価の言葉(驚きの、衝撃の)を使っていない
  • 実施主体と調査の時期が、サブタイトルまたは調査概要で分かる
  • 「No.1」などの言い切りは、調査の範囲で言えるか確認した

クレステップに相談できることは?

クレステップのFACT DASHは、編集部向けの一次データの提供と、オーダーメイド・カスタム調査を行っています。カスタム調査では、対象者の条件、設問内容、サンプル数まで企画に合わせて設計します。「何を調査すれば記事になるのか」という段階からのご相談も承ります。相談とお見積りは無料です(オーダーメイド・カスタム調査)。

調査リリースの企画、原稿作成、配信は、広報伴走支援でもご相談いただけます。月1回のMTGで整理し、企画、原稿作成(確認・承認を経て仕上げ)、配信代行(プレスリリース月1〜3本)を分担します。取材・掲載は各媒体の編集判断によるもので、掲載や売上の向上をお約束するものではありません。費用の考え方は調査PRの依頼費用はいくら?相場・見積の内訳と費用対効果の考え方、全体の対応範囲はクレステップの対応範囲|広報伴走支援・FACT DASH・アレイーナ!でできることで確認できます。

よくある質問

調査リリースの見出しは、何字がよいですか?
30字前後が目安で、多くても50字以内です。収まらないときは、見出しに発見と数字、サブタイトルに調査の名称と対象者を分けて書きます。
見出しには、数字を必ず入れる必要がありますか?
必須ではありませんが、調査リリースでは中心の数字を入れると内容が伝わりやすくなります。数字を入れる場合は、「誰の」数字かが分かる主語と、本文と一致した値を書きます。
「約半数」と「52%」のどちらを書けばよいですか?
実際の数字を書くことをおすすめします。「約半数」と書くと、記者や読者が受け取る印象と実際の値がずれることがあります。見出しに端数まで入れると長くなるときは、四捨五入した数字にそろえ、本文と表で詳細の数字を示します。
調査の対象が少ないとき、見出しはどう書けばよいですか?
主語に調査対象を限定し、「傾向」として書きます。対象を広げた言い切りは避け、有効回答数は調査概要に明記します。回答数の考え方はn数とは?サンプル数の計算式と信頼の目安で解説しています。
見出しの案は、いくつ作ればよいですか?
2〜3本を作って比べる進め方がおすすめです。型を変えた案を並べると、主語と数字が最も伝わる形を選びやすくなります。

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この記事の制作・編集
CRESTEP編集部クレステップ合同会社

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